GPS-CS1K [電子小物]
後から,GPS-CS1KAなる後継パッケージが出ることを知ったときは,少しショックを受けましたが,PIMとして重要なPalmをGPSログ取りのためだけにずっと点けっぱなしというのは精神的にもよくありませんので,結局GPS-CS1Kを入手してしまいました.
GPSロガーであるGPS-CS1Kと違って,NokiaのLD-3Wは単なるGPS受信機ですから,比較するのもどうかと思いますが,簡単にハードウェアについて比較してみたいと思います.
まずGPS-CS1Kのほうがかなり重いです.電池が重いということもあるのですが,電池を抜いた状態でほぼLD-3Wと同じ重さです.このことも考えれば,リチウムイオン充電池内蔵にして,USB給電で充電できるようにして欲しかったところです.
それから,LD-3Wに比べると,測位にかなり時間がかかります.また,粘りがないというか,ちょっとした障害物でGPS信号をロストするみたいで,建物の間を歩いているときなどは,測位できている時間のほうが短いくらいです.LD-3WはSiRF StarIIIという定評のあるチップを搭載しており20チャンネル受信なのですが,GPS-CS1Kは12チャンネル受信ということなので,異なるチップを採用していそうです.この辺も影響あるのかもしれません.
否定的なことばかり書いてしまいましたが,とは言え,デザインは秀逸で,カバンにカラビナでぶら下げておけるのは非常に便利です.LD-3Wはストラップ穴がないので,歩きながらの測位は大変でしたが,これで,GPSを付けていることを全く気にせずに散歩ができます.
付属しているSuper Mapple Digital Ver.7 for SonyとGPS Image Trackerという2つのソフトウェアはいずれもWindows Vistaに未対応なので,デジカメ写真にGeotagを付けるためにPhotoMapperというソフトを利用しています.GPS Image Trackerは使ったことがなく,様々なレビューを見ただけなのですが,ほぼ同じことができているのではないかと思います.行程をGoogle Earthで閲覧するためのGPS-CS1KのログをKMZ形式に変換するためには,定番ツールであるGPSBabelを利用しています.
これからハイキングやサイクリングに適した涼しい季節になりますので,活躍してくれる電子小物と期待しています.
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