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Windows Vistaのすすめ [PC]

先日もWindows Vistaの無線LANに関するトラブルを掲載しましたが,それ以降も何かと苦労しながらもVistaを使っています.巷ではVistaについてあまり良い話を聞きませんでしたが,実際に使ってみるとWindows XPよりも良い点も多く,いまさらXPには戻れないというのが正直な感想です.

まず,マイクロソフトがAeroと呼ぶ新しいGUIはGPUの性能を引き出すように工夫されているため,GPUが十分なパワーを持っている環境であれば,Aeroは体感できるほど速く動きます.また,個人的には,VistaのシェルはXPのシェルよりもかなり使いやすいと思います.XPの新しいGUIであるLunaが,たいした機能の追加もないくせに,コンピュータの大切な資源を食いつぶし,使い物にならなかったのとは大きな違いです.

AeroはGPUを積極的に利用するため,バッテリー駆動時間を減少させる大きな原因となっています.これは私のようなモバイラーには辛い話です.しかし,AerofoilVista Laptop Battery Saverのように,電源がACかバッテリーかを調べ,それによってAeroの有効/無効を自動的に切り替えてくれるユーティリティがありますので,これを利用することで改善できそうです.私は「Alt+Tab」で表示されないように改造したAerofoilを利用しています.電源の状態によってAeroの有効/無効だけではなく,サイドバーの有効/無効も切り替えたいという人には,Vista Battery Saverのようなユーティリティもあります.

モバイラーとしては,このような僅かなマイナス面よりも,ReadyBoostやReadyDriveなど,アプリケーションの起動を速くするとともに,HDDへのアクセスを少なくすることでバッテリー駆動時間にも寄与してくれる機能が追加されているというプラス面のほうが大きいように思います.その他,スリープへの移行や,スリープからの復帰もXPより速くなっているように思います.

UAC機能を無効にしているからかもしれませんが,私の使っている範囲では,一般に言われているようなアプリケーションとの非互換問題にも遭遇したことはありません.個人的には,開発終了が宣言され,Vistaには対応しないとされている窓使いの憂鬱が,「UAC機能を無効にすれば」という条件付きですが,問題なく利用できていることが大きく,以前使っていたXPと,ほとんど同じかそれ以上の環境を構築することができました.

また,VistaはXPに比べてメモリ消費が大きいと言われていますが,陰付きウィンドウや,縮小表示付きのタスクバーなど,XPではサードパーティ製のユーティリティに頼らざるを得なかった機能が標準で装備されていますので,同じ機能を実現したXPよりもむしろメモリ消費は小さいのではないかと思います.

もちろん,無線LANの問題のように,設定に関しては苦労するところもありますが,総じて見ると,XPから改良されている点も多く,Vista ReadyなPCを持っているのであれば,Vistaの利用を検討してみると良いと思います.


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Benjamin

I've updated Aerofoil so it does not have these issues. 1.4 is now available on my website.
by Benjamin (2007-12-22 09:07) 

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