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ASUS ZENBOOK [PC]

年間1兆円も売り上げるような大企業がAppleのMacBook Airのコピーしかできない(しない)とはひどい話.恥ずかしくて人前では広げられない.俺なら東芝のDynabook R631かLenovoのIdeaPad U300sを買う.ま,それだけ.

Lenovo ThinkPad X200 [PC]

自分用ではありませんが,ThinkPad X200が随分と安くなっているので買ってみました.一番安いモデルのメモリを2GBにして無線LANを内蔵して11万円弱(6月末現在).X200がこの値段とは安い.今日の同じクラスのノートPCと比べても安いし,ThinkPadの品質(特にキーボード)を考えると特に安い.昔のThinkPadの価格を知っている者としてはあり得ないぐらい安く感じる.そうでないにしてもネットブックに6万とか7万出すくらいなら11万出してX200を買った方がいい・・・かもしれません.

初期導入されているOSはWindows Vistaですが動作はサクサク.もちろんWindows XPにすればもっとサクサク感があるのかもしれませんが,問題無く利用できるレベルです.バッテリ駆動時間も6セルで4〜5時間位持ちますので,持ち運んでの利用にも気兼ねが要りません.これで重量は1.4kg弱.その先に購入したDynabook UXの1.1kgよりは重いのですが,それほど気になる差ではありません.

このX200で気になる点と言えば,やはりディスプレイの品質でしょうか.ThinkPadのラインもその多くがLEDバックライトになる中,X200は未だにCCFL(冷陰極管)バックライトです.そのせいかどうかは分かりませんが,全体に画面が青っぽいような気がします.

この割引セール,随分と長くやっていますが,いつまで続けるんでしょうか.おそらく新モデルが待っているための在庫処分だと思うのですが,新モデルでなくても良いという人,特にネットブックの購入を考えている人は検討してみても良いように思います.ライバルは MSI の X340 とか,Acer の Timelineとかでしょうか.

東芝 Dynabook UX [PC]

安くて小さくて軽くて,そこそこバッテリの長持ちするPCが必要となって,東芝のDynabook UXを買ってみました.富士通のLOOX M,NECのLaVie Lite,その他ASUSやAcerのネットブックも検討してみたのですが,ブランドとバッテリの持ちでDynabook UXを選択しました.

買って早速メモリを換装しました.カタログでは最大搭載メモリは 1GB となっていますが,2GBのPC2-5300 DDR2 200pin SO-DIMM(いわゆる普通のノートPC用のメモリ)を買ってきて,最初から入っている1GBのメモリと交換したところ,特に問題もなく使えているようです.

ウェブのブラウジングに主に利用していますが,全体的にはこんなもんだろうという感じです.価格が価格ですから,そんなに快適に利用できるとは思っていませんでしたが,まあ,やはり,とてもキビキビ動いているとは言えません.CPUが遅いのもあると思いますが,グラフィック周りとストレージの遅さが特に体感速度のモッタリ感に繋がっていると思います.ストレージをSSDに変えたらだいぶ印象が変わるかもしれません.しかし,Windows XPでこのモッサリ感では,Windows Vistaを搭載したネットブックとかあり得ないような気がします.

筐体の作りも価格なりという感じです.キーボードはネットブックとしては良い方なのかもしれませんが,一般的なノートPCからすると,腰が弱い感じで打鍵感に薄く,ちょっといい電卓のキーボードのような感じです.また液晶周りはフレームにクリアファイルを貼ったような感じになっていて,ふにゃふにゃでしっかり作った感がありません.それから電源ボタンや液晶のヒンジのあたりもメッキ感が強くてあまり高級感があるとは言えません.店頭で見た感じでは,この辺りは富士通のLOOX Mのほうが良さそうに思います.

全体的に見れば,さすがに東芝の作ったネットブック.そつが無いと思います.ネットブックでいいやという人には検討する価値があるでしょう.持ち運びできる本格的なノートPCをできるだけ安く欲しいという層には,やはりネットブックなりの制約があることを覚悟する必要があると思います.そういった層はMSI X340とかAcerのTimelineシリーズを検討した方が良いのかもしれません.

ThinkPad T500とかW500が販売開始 [PC]

ThinkPad T500とかW500とかが販売開始になりました.とは言え,出荷は8月20日からでしたっけ.もっとも気になるバッテリ駆動時間が後日掲載のままですが,とりあえず発表された仕様を眺めてみました.

まず,米国でのプレスリリースでは8GBとなっていたメモリ最大容量が現状(T61p)と同じ4GBのままです.少し期待していたUWBも「なし」なんですね.Webカムも「なし」のようです.その他もいろいろと「なし」となっている部分が多く,T61やT61pに比べてどこが良くなったのか探すのが大変です.

とりあえずWUXGAって言うんですか,同じ1920x1200ピクセルの液晶パネルを載せているにも関わらずT61pの2.9kgからW500は2.67kgへと大幅な減量に成功しています.しかし,T500は少し解像度の低い1680x1050ピクセルの液晶パネルを載せているにも関わらず同じ2.67kgです.T500はもう少し軽くなるかと思ったのですが,そうでもないもんですね.

それから,どの機種もAMDのGPUを搭載していますね.T61系はすべてnVidiaのGPUでした.CPUがIntelオンリーなThinkPadなので,ATIがAMDに統合されたことも影響したのかもしれないと思ったものです.確かにnVidiaに比べるとATIのほうが消費電力が小さいらしいので,ノートPCにはATIのほうが良いのかもしれませんが,nVidia搭載が1世代で終了というのは,nVidiaのGPUリコールの話とも関連して少し気になりました.

MacBook Proをよく使うようになって,ますますThinkPadのキーボードの良さを実感します.それだけに,もっと購買意欲の湧くモデルチェンジを期待していました.前も書いたような気がしますが,メモリ最大容量を8GBとして,Vista 64bitを標準搭載したモデルが欲しかったです.

ThinkPad T500とかW500とか [PC]

IntelのCentrino 2発表に伴い,ThinkPadにも新シリーズがようやく発表されました.しかし発売は8月6日だそうで,まだ3週間ばかりあります.どうせ8月6日にならないと発売できないなら,もっと早く発表していれば・・・とも思うのですが,現行機種の買い渋りや,Intelの動向によっては8月6日発売すら危ぶまれた状況では発表できなかったんでしょうね.

とりたてて大きな変更は無いだろうということでMacBook Proを買ってしまっていたわけですが,発表資料を見る限り,概ね予想されていた範囲内の製品で,特に先走ってしまった失敗感はありませんでした.ただ,事前の情報でははっきりしなかったいくつかの点では,はっきりとした進化がみられ,T61系をやり過ごしたTシリーズファンとしては購買意欲をそそられる製品に仕上がっているように思います.

まず,新しいT500やW500では,正式に最大メモリ容量8GBをサポートしています.ようやく,ノートPCも4GBの壁を超えました.これで64ビット版Windows Vistaのサポートがしっかりすれば,本格的に64ビットノートPCとして利用できそうです.

また,バッテリ駆動時間が思いのほか延びました.T500の標準6セルバッテリで最低4.3時間以上だそうです.これはおそらく外付けGPU利用時の値でしょう.W500が6セルバッテリで,外付けGPU利用時に3.8時間,統合GPU利用時に5.5時間です.これと同様に,統合GPU利用時にはおよそ4割長くなるとして計算すると,T500は標準6セルバッテリで6時間以上もつことになります.だとするとだいぶモビリティがあがります.

気になるのは,Centrino 2世代のチップを利用したMacBook Proです.今日明日にでも発表ということになれば,かなり,残念感が強くなるでしょう.ただ,個人的な希望もこめて予想するならば,まず発表されるのはMacBookではないかと思います.というのは,MacBook Proでは外付けGPUを切るという選択肢はないでしょうから,バッテリ駆動時間の大幅な増加はありえませんし,また,現行機種に比べてCPUのクロックもそれほど大きくなっているわけではありません.従って,新製品として消費者に訴求することはできないと思うからです.それよりは,年末にかけて発表されるクアッド・コア(4コア)のCPUを載せるほうがインパクトが大きいのではないでしょうか.

MacBookについて言えば,もともと統合GPUを利用してますから,更にバッテリ駆動時間が延びる可能性があります.それよりもなによりも,もう既に時期を逃している可能性もありますが,秋の新入生シーズンに向けて,新製品を出して消費者にアピールしておく必要があります.そういったわけで,MacBook Proよりも,この時期に新製品を発表しておく価値が大きいのではないかと思っています.

おお・・・ThinkPadのつもりで書き始めたのにすっかりMacの話になってしまいました.

Apple Time Capsule [PC]

MacBookのTime Machine用に,USB接続のHDDを使っていたのですが,やはりノートPCとしてのモビリティが損なわれることは否めず,家の中での利用が主であってもやや不満を感じていましたので,遅まきながらApple社のTime Capsuleを購入しました.1TBモデルです.

メインで利用しているThinkPadに,AppleからダウンロードしてきたAirMacユーティリティの最新版をインストールして,そちらから設定を行いました.不要なコンポーネントは避けるほうなので,初回インストール時に,Bonjour for Windowsを除外したところ,AirMacユーティリティが起動しませんでした.いったんAirMacユーティリティをアンインストールして,再度,今度はBonjour for Windowsも含む標準設定でインストールを行ったところ特に問題もなく起動できるようになりましたが,必須コンポーネントはインストール時に除外できないようにするべきです.Appleの製品は,こういった細かいところで詰めが甘い場合があり,たまに不安を感じます.

Appleのサイトには全く記述がないため,設定を始めるまで知らなかったのですが,802.11b/g(2.4GHz帯)と802.11a(5GHz帯)は排他利用でした.経験上,2.4GHz帯は,他の電気製品,特に電子レンジの使用時に不安定になることが多いため,5GHz帯を主に利用したかったのですが,旧型のAirMac Expressや,HPのPhotoSmart 3310,Palm TXなど,手持ちの機器には2.4GHz帯でしか接続できないものも多いため,2.4GHz帯で利用することにしました.

うちのMacBookは802.11nを搭載していないCore Duoモデルということもあり,初回のバックアップには12時間以上かかってしまいました.やはり,各所で言われているように,初回のバックアップは有線接続で行った方が良さそうです.初回バックアップを取っている間は,ネット上で売られている802.11nをサポートしたAirMacカードに換装しようかと真剣に考えましたが,その後の定期的なバックアップについては,特に時間が掛かっていると感じることもないため,当面はこのままでの利用になりそうです.

Time Capsule導入による効果として,無線によるバックアップ以外に期待していたのは,無線LAN部分の高速化です.これまで,バッファローのWHR2-A54G54を無線ルータとして,PCからは802.11a(5GHz帯)を利用して接続していました.これでも特に不満は感じていませんでしたが,無線LANの最大帯域が54Mbpsから130Mbpsへと大幅に増加することに少なからず期待はしていました.

結論から言うと,確かに速くなっていますが,安定性に問題ありです.Gyaoはほとんど全ての番組が途中でリセットされてしまいますし,YouTubeも1~2分ぐらいで一旦停止してしまいます.YouTubeのデータをダウンロードするときの挙動を見ていると,ある一定量のデータを一気にダウンロードすると,しばらく通信が途絶えるという感じで動作しているようです.Gyaoの場合はこの間に視聴タイムアウトになってしまって,最初から再生しなおされてしまうようです.「一気にダウンロード」している間は確かに速く,平均通信速度もこれまでより速いのですが,このように寸断されるようではストリーミング・ビデオの視聴に利用できません.

もしかすると,Time Capsuleの問題と言うよりも,電波干渉しやすい2.4GHz帯を利用していることに原因があるのかもしれませんが,そもそも,Time Capsuleが2.4GHz帯と5GHz帯を同時利用できないために,2.4GHz帯を利用しているのですから,私からすれば,Time Capsuleの問題と同じことです.また,以前に2.4GHz帯を使っていた時にはこのような症状は見られませんでしたし,「ワイヤレスオプション」の「電波干渉の制御」を利用しても改善されないようなので,やはりTime Capsuleの問題なのかもしれません.

その他の点については問題ありません.既存のAirMac Expressとの接続も問題なく,PC-Time Capsule-AirMac Express-オーディオといった形で接続してiTunesの音楽をオーディオで聴くこともできています.AirMacベースステーション・エージェントの出来は今ひとつですが,Windows機からのファイル共有も大きな問題はありません.特に無線ルータ+NASとして見た場合は,置き場所やケーブル配線の問題が解消されるのは大きな利点です.ネットで問題となっていた発熱も,うちでは,上に何も置いていないこともあり,問題となるほどではありません.

大きな問題がなく,むしろ利点のほうが多いだけに,ストリーミング・ビデオにおける寸断の問題はちょっと残念です.無線ルータをTime Capsuleに入れ替えるまでは何も問題がありませんでしたのであまり考えたくないのですが,ネット上では同じような問題は見られませんでしたから,私のところだけの問題の可能性もあります.よって,この点については,いろいろと設定を変更して,改善を試みたいと思っています.まずは一時的にであれ,5GHz帯で利用してみようと思っています.

Leopardインストール中 [PC]

HDDですが,結局富士通のMHY2250BHという250GBの物を買いました.

まず,買ってきたHDDを外付けのUSBケースに入れてMacBookに接続し,ディスクユーティリティで初期化してから定番のCarbon Copy Clonerで内蔵HDDのデータを丸ごとコピーします.一度USBから起動できるのを確認したのちにMacBook内蔵のHDDと交換して,いざLeopardインストール・・・しようとしたところ,GUIDパーティションじゃないとインストールできない,とかいうメッセージが・・・

何のことかと分からないままに,すでに内蔵HDDと化した新しいHDDから古いOSで起動し,ディスクユーティリティで確認すると,Appleパーティションとか言うものになってます.少し調べてみたところ,大雑把に言うとAppleパーティションというのはPowerPCベースのMacで使うもので,IntelベースのMacで起動ディスクにするにはGUIDパーティションにしなくてはならないとのこと・・・

その文章を,私はAppleパーティションから起動した環境で読んでいるわけなんで,その辺に少し不思議を感じましたが,そこはそれ気を取り直して,先ほどまで内蔵されていた古いHDDを今度は外付けのUSBケースに入れて,そこから起動し,内蔵HDDをディスクユーティリティで今度こそGUIDでパーティションを作成しました.それから再びCarbon Copy Clonerで今度は外付けHDDから内蔵HDDに丸ごとコピーし,ついにMac OS X Leopardのインストールまでこぎ着けました.

ということでただいまインストール作業中.それにしても気軽に外付けHDDから起動できるMac OSには助けられました.この辺はWindowsも見習って欲しいです.VistaでのHDD換装の時は内蔵HDDを入れ替え差し替えするのにかなり疲れました.まあ,IntelベースのMacで何も考えずに初期化したらGUIDパーティションを作ってくれたら良いように思うのですがね・・・


Mac OS X Leopard [PC]

Mac OS X Leopardが今朝届きました.仕事に出かける直前だったのでとりあえず宅急便を受け取り,帰ってきてからMacBookにインストールしようとしたところ,HDDの空き容量が1.9GB・・・Leopardのインストールには5.8GBの空き容量が必要だそうです.

不要なファイルを消せばたぶん空き容量を増やすことは可能ですが,たいした延命策にはならず,遠からずHDDがいっぱいになってしまうのは目に見えています.ここはやはりHDDを少し容量の大きいものに換装することにします.

さて,新しいHDDの候補ですが,現在のHDDは120GBなので,それより上のサイズとなると160GB,200GB,250GBとなります.できれば250GBにしたいところですが,価格.comで調べたところ,160GBは1万円以下で買える物もポツポツとあるのに対して,200GB,250GBは2万円近くまでになります.コストパフォーマンスの点から考えると,160GBが良さそうです.

ということで,せっかく早く届いてLeopardへのアップグレードは,まず近所のパーツ屋でHDDを買ってきてからその後ということになりました.ああ,なんでもいいから早く触ってみたい・・・


HEX-S4G [PC]

Vista特有の機能を使ってみようということで,ハギワラシスコムのExpressCard 4GBフラッシュメモリ HEX-S4Gを購入してみました.

HEX-S4Gの特徴は,高速ではあるが一般的に利用されているとは言えないExpressCardという規格のインターフェイスを採用していること,さらには,PCのExpressCardスロットにすっぽりと収まるサイズであることにあります.これらのことからも推察されるように,HEX-S4Gは,PC間でのファイル交換など,USBフラッシュメモリが対象としている普通の用途での使用を前提としていません.常にPCのExpressCardスロットに差しておき,一時ファイル置き場などとしてHDDの代わりに利用することを前提としています.

もっとも,今回私が購入した4GBのモデルや,もっと要領の少ない2GBや1GBといったモデルは,一時ファイル置き場としては容量が少なくて不安です.これらのモデルはVista特有の機能であるReadyBoostのためのフラッシュメモリと言い切っても問題はないのではないでしょうか.ReadyBoostの詳細な説明は他サイトに譲りますが,簡単に言うと,HDDのキャッシュ機能,すなわち,HDDに納めてあるアプリケーションやデータを一時的にフラッシュメモリに記憶しておき,HDDの代わりにフラッシュメモリから読み込む機能です.

HDDは,連続した大きなデータを読み出すのは速いのですが,最初のデータへのアクセスが遅いため,小さいデータを頻繁に読み出すのは遅くなります.フラッシュメモリは,ちょうど逆の性質を持っているため,HDDの欠点をカバーできるのです.

というわけで,しばらく利用しながら,ReadyBoost MonitorReadyBoost Monitor Gadgetといったツールでその効果を監視してきました.結論から言うと,キャッシュのヒット率はそこそこありますが,私のところはメインメモリを4GBと大量に搭載していることもあり,ファイルへのアクセス速度向上といった効果はあまり体感できません.メインメモリをある程度(一般には1GB以上)搭載していると効果があまり体感できないことは様々なサイトで言われてきたことです.Tom's hardwareなどを見ると,メインメモリが多い状況でも効果はあるようですが,体感するほどではなさそうなので,そういった物なのだろうと思います.

個人的には,HDDの利用が少しでも抑えられるので,省電力,つまり,バッテリ駆動時の駆動時間の延長といった効果を期待したいところです.しかし,ちゃんと計ったわけではありませんが,いろいろなサイトを調べた限りでは,残念ながらあまり期待できなさそうです.省電力についてはReadyDriveのほうが効果があるようです.使用しているPCがIntel Turbo Memoryに対応していないので,ReadyDriveについては対応したHDDへの換装が必須となり,ReadyDrive対応HDDの入手が困難なこともあって,すぐにとはいかないのですが,いずれそちらも試してみたいと思っています.


ハギワラシスコム ExpressCardFlashメモリ 4GB(WindowsVista ReadyBoost対応) HEX-S4GJハギワラシスコム ExpressCardFlashメモリ 4GB(WindowsVista ReadyBoost対応) HEX-S4GJ


Windows Vistaのすすめ [PC]

先日もWindows Vistaの無線LANに関するトラブルを掲載しましたが,それ以降も何かと苦労しながらもVistaを使っています.巷ではVistaについてあまり良い話を聞きませんでしたが,実際に使ってみるとWindows XPよりも良い点も多く,いまさらXPには戻れないというのが正直な感想です.

まず,マイクロソフトがAeroと呼ぶ新しいGUIはGPUの性能を引き出すように工夫されているため,GPUが十分なパワーを持っている環境であれば,Aeroは体感できるほど速く動きます.また,個人的には,VistaのシェルはXPのシェルよりもかなり使いやすいと思います.XPの新しいGUIであるLunaが,たいした機能の追加もないくせに,コンピュータの大切な資源を食いつぶし,使い物にならなかったのとは大きな違いです.

AeroはGPUを積極的に利用するため,バッテリー駆動時間を減少させる大きな原因となっています.これは私のようなモバイラーには辛い話です.しかし,AerofoilVista Laptop Battery Saverのように,電源がACかバッテリーかを調べ,それによってAeroの有効/無効を自動的に切り替えてくれるユーティリティがありますので,これを利用することで改善できそうです.私は「Alt+Tab」で表示されないように改造したAerofoilを利用しています.電源の状態によってAeroの有効/無効だけではなく,サイドバーの有効/無効も切り替えたいという人には,Vista Battery Saverのようなユーティリティもあります.

モバイラーとしては,このような僅かなマイナス面よりも,ReadyBoostやReadyDriveなど,アプリケーションの起動を速くするとともに,HDDへのアクセスを少なくすることでバッテリー駆動時間にも寄与してくれる機能が追加されているというプラス面のほうが大きいように思います.その他,スリープへの移行や,スリープからの復帰もXPより速くなっているように思います.

UAC機能を無効にしているからかもしれませんが,私の使っている範囲では,一般に言われているようなアプリケーションとの非互換問題にも遭遇したことはありません.個人的には,開発終了が宣言され,Vistaには対応しないとされている窓使いの憂鬱が,「UAC機能を無効にすれば」という条件付きですが,問題なく利用できていることが大きく,以前使っていたXPと,ほとんど同じかそれ以上の環境を構築することができました.

また,VistaはXPに比べてメモリ消費が大きいと言われていますが,陰付きウィンドウや,縮小表示付きのタスクバーなど,XPではサードパーティ製のユーティリティに頼らざるを得なかった機能が標準で装備されていますので,同じ機能を実現したXPよりもむしろメモリ消費は小さいのではないかと思います.

もちろん,無線LANの問題のように,設定に関しては苦労するところもありますが,総じて見ると,XPから改良されている点も多く,Vista ReadyなPCを持っているのであれば,Vistaの利用を検討してみると良いと思います.


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