MacBook ProのHDDを換装してみる

もともと入ってた250GBのディスクの容量がかなり苦しくなってきましたので，安くなってきたSAMSUNGのHM500LIに換装してみました．MacBook Proはハードディスクの交換がやや困難と聞いていましたが，何カ所か気をつければそれほど難しくありませんでした．

まず，全体として気をつけたいのはネジの管理です．最近のノートPCの多くが，コスト削減と保守のしやすさからネジを大幅に減らしているのに対して，MacBook Proはネジが多いです．ハードディスクを交換するまでに，22本（プラスネジ18本，トルクスネジ4本）のネジを外さなくてはなりません．微妙に異なるネジもあるので，どのネジがどこに付いていたか管理しておいたほうが良いと思いました．

ネット上の情報では，キーボードのついている天板が外しにくいということでしたが，バッテリを外した穴から天板の裏を押してやると容易に外れました（写真↓）



天板はマザーボードと薄いフィルムケーブルで繋がっています．ネット上の写真では，このケーブルを外さずに液晶に立てかけて作業をしているようでしたが，ケーブルがかなりひっぱられ危険な状態となります．そこで，液晶をやや前面に傾け，天板をテープで貼り付けました（写真↓）．私は作業中に気づきましたので，左手で天板を押さえながら右手でテープを切るというやや危険な状態で作業する羽目になってしまいました．天板を液晶に貼り付けるためのテープはあらかじめ用意しておいたほうが良いでしょう．



あとはハードディスクの上に貼り付いているフィルムケーブルの取り外しに少し苦労しました．個体差はあるかもしれませんが，このフィルムケーブルはかなりしっかりとハードディスクに貼り付いていますので，無理にはがそうとすると切れる可能性があります．やはり右下のコネクタを外してから，丁寧にフィルムケーブルをはがした方が良いでしょう．

というわけで無事にハードディスクの換装ができました．まだちょっと使ってみただけですが，元々入っていた富士通の250GBのハードディスクに比べると，やや熱く振動が激しいようです．ただ，現状，2.5インチ9.5mm厚で500GBというとこのSAMSUNG製しか選択肢はありませんので，この広大なハードディスク容量を考えれば我慢できる範囲です．