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VMware Fusion 4とParallels Desktop 7 [Mac]

VMware Fusion 4とParallels Desktop 7,似たような時期に発売された競合製品.今回も両方の製品版を購入し,OS X Lion上でしばらく使ってみました.その結果,Windows時代から長らくVMware派だった私ですが,とうとうというべきか,Parallels Desktop 7をメインに利用することにしました.

その理由はただ1つ.VMware Fusion 4はMission Controlに対応していません.正確にいうとLion版のフルスクリーンに対応していません.

Lionを使ったことのない人にはわかりにくいのですが,通常,フルスクリーンにしたアプリケーションは,そのアプリケーションの名前のついた専用の画面が割り当てられ,Mission Control上ではデスクトップと並んで表示されます.Snow LeopardのSpacesでアプリケーションごとに画面を割り当てる場合には,デスクトップ1にメール,デスクトップ2にWebブラウザというように自分で割り当てる必要があったのですが,それをOSがやってくれる感じです.

VMware Fusion 4はフルスクリーンにはなるのですが,デスクトップ上で画面が大きくなるだけです.Lion版のフルスクリーンには対応していませんので,専用の画面が割り当てられません.特にMission Controlを使ったときには少々不格好になってしまうことがあります.

その他の使い勝手は大きく変わりません.速度も,おそらくParallels Desktopの方が速いのだろうと思いますが,体感ではあまり分かりませんでした.

使い勝手以外の両者の大きな違いでは,インストール/アンインストールの手順があります.これまでは,VMware Fusion,Parallels Desktopともにインストーラ/アンインストーラが付属してきました.Parallels Desktop 7はこれまで通りパッケージをダブルクリックしてインストール.付属のアンインストーラでアンインストールします.

一方,VMware Fusion 4では,面倒なインストール作業が不要となり,アプリケーション本体を「アプリケーション」フォルダにドラッグ&ドロップでコピーすることでインストールし,削除するときはVMware Fusion本体をアプリケーションフォルダからゴミ箱にほうりこめばよくなりました.

どちらがよいとは言えませんが,個人的には,ちゃんとファイルを消してくれるならアンインストーラを使う Parallelsの方式の方が好みです.

ちなみに,VMware Fusion 4はネットワーク関連のプロセスも本体を起動するときに一緒に起動するようになり,体感できるほどではありませんでしたが,VMware Fusionを動かしていない時の負荷が下がったそうで,これは喜ばしいことです.

個人的にはVMware FusionがLionのフルスクリーンに対応してくれたら戻ってこようと思うのですが,いつか対応するのでしょうか.

(2012.07.26 追記)
とっくの昔の話になりますが,VMware Fusionは4.1でLionのフルスクリーンに対応しています。私自身もVMware Fusionに乗り換えました。
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